【佐藤仙務アドバイザーコラム】2 「私がアドバイザーを引き受けたわけ(1)」 

2022年1月6日

働く障害者イメージ パソコンに向かう車椅子の女性

皆様、こんにちは。

サニーバンクでアドバイザーを務めている佐藤仙務(さとうひさむ)です。


前回のコラムでは、私とサニーバンクを運営する株式会社メジャメンツ 上濱代表との出会いについて触れさせてさせていただきましたが、

今回はそんな私がなぜ同社のアドバイザーをお引き受けしたか、のきっかけをお話したいと思います。


 私が養護学校を卒業する頃の2009年、自身の重い障害が理由で就職活動に断念しました。働く場所がないならと、2011年に自らの会社「仙拓」を立ち上げました。そして、会社を経営していく中で、働く喜び、様々な気づきを得ましたが、私の中である大きな疑問も芽生えました。

 それはなぜ、今の社会は「障害者雇用」にこだわるのだろう…というものです。私は寝たきり社長として活動し、これまで様々な経営者とか関わってきましたが、その中で多くの経営者の口からこんな言葉を耳にしてきました。

「そろそろ障害者雇用を始めないといけないと考えています」

 法律によって、「45.5人以上の従業員を擁する会社は、令和3年3月1日以降 障害者を全体の2.3%以上雇用しなければならない」と義務づけられています。これを障害者雇用率制度 と呼びます。国はこの雇用率に達していない企業は事実上の罰金制度も設けており、企業は半強制に障害者の雇用を押し付けられている現状ですが、この障害者雇用率制度のパーセンテージはこれから更に増えていくとも予想されるでしょう。 


この言葉を聞くと、時代の変化に喜びを感じますが、その一方で、次の言葉で非常に残念な気持ちにもなりました。

「まあ、雇うのはいいんですが、正直、生産性という観点では諦めないといけませんよね」

 この二言目が社会の本音なのかもしれない。実際、現に障害者雇用をやっている多くの企業は”このトラブル防止”のため、特例子会社という障害者を雇うためだけに、社内とは別の居場所を作るのです。

 私は障害者のそんな働き方を変えたいと思い、「障害者雇用」という考え方を一旦ゼロにしてみることにしました。そして、その中で考案したのが、在宅で働くことを希望する障害者と、業務委託をしたい企業をマッチングする「チャレンジドメイン」というサービスです。(つづく)

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