【恭加の「 THEATRE for ALL 」感想文】28 サンライズ・ヴァイブレーション」
こんにちは。恭加 (きょうか) です。
恭加がご紹介する、バリアフリー オンライン劇場THEATRE for ALLの作品。
今回は サンライズ・ヴァイブレーション をご紹介します。
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この作品は、肛門日光浴を進める音楽家のリー・タバスコのドキュメンタリー映画だ。
肛門日光浴とは名前の通り肛門に日光を当てて日光浴をすることだ。
腸から病気はすべて発生するから腸に光が差し込むことで病気が改善するとリーさんは語り、実際に鬱で悩んでいる人に肛門日光浴を勧め、うつ病が少し改善されている人もいる。
また、すぐに治ったり、飲んでいた薬が不要になったりしている人もいる、とこの作品で語っていた。
リーさんは肛門日光浴を勧めてはいるが、実際に肛門日光浴について数値での効果は証明されていない。
その為ある実験を行った。
それは、被験者として20年程鬱に悩んでいる方に肛門日光浴をしてもらい脳波を測る方法だ。
結果は右脳と左脳の周波数が揃うことがわかり、肛門日光浴にはリラックス効果があるという検証結果が得られた。
被験者は肛門日光浴後少し顔が生き生きしているように見えた。
被験者の姉も目に生命力があると話し、本人も少しすっきりしたと話していた。
20年悩んでいた鬱の方に30分程でここまで効果が出るのはすごいと感じた。
また、国立環境研究所の紫外線の専門家も普段日焼けをしないところに直射日光を当てた方が悪影響が出にくい。
浴びすぎは良くないが、普段浴びていないところで浴びた方が活発的にビタミンDを作ろうとするから健康的だと語っていた。
作品中でリーさんは、鬱の人の力にないたいと話していた。
リーさんは親友やバンドメンバーが統合失調症で自殺をし、西洋医学の薬を飲んだ親友を心筋梗塞で亡くしている。
薬は飲んだらそこから抜け出せなくなる上に体にすごく負担がかかる。
二人の友人と一人の仕事仲間を亡くした過去がリーさんを肛門日光浴に興味を持たせ、広げる活動をしているのだと思った。
だが肛門日光浴の一番の難点は行う場所が限られるという事だ。
全裸でやる為、野外だと捕まってしまう。
家では、日当たりの良い家でしかできない。
肛門日光浴は場所を選んでやらなければならない。
コロナ渦で鬱になる人が多い今、肛門日光浴はリラックス効果があるとのことなので、毎日することでコロナストレスもなくなるかもしれないと思った。
紫外線の専門家も現代病である鬱や自殺を劇的に減らす可能性として肛門日光浴に興味があると話していた。
コロナ渦が原因で11年ぶりに自殺率が上がり女性や若者の自殺率が上がっている今、様々な病を抱える現代人の救いになるかもしれない。
しかし、肛門から入ったものは肝臓を通らずに全身に取り入れるため体に悪いものが無いか気を付けなければならない。
また、過度の肛門日光浴は白内障や皮膚がんのリスクがあるため注意が必要だ。
この作品はあくまでもリーさん他、肛門日光浴を推奨する人々の意見である。
今後もっと研究が進みより効果が確認されると、さらに効果の恩恵を受けられる人々が増えるかもしれない。
この作品はオリジナルの他に日本語字幕+手話、英語字幕、音声ガイド+字幕の4種類で鑑賞することができるため、国籍を問わず海外の方や視覚障害者や聴覚障害者も見ることができる。
音声ガイドは、対話をしている相手の名前や場所の説明もしてくれるのがわかりやすいが、対話や語りがメインであり、あまり音声ガイドが無いところが多かった。