【サニーバンク会員アンケート報告】障害表記についてのアンケート

2020年5月10日

アンケートイメージ画像

「障害表記についてのアンケート」

2020年4月

6割以上が「障害」表記を支持 

「障害」の表記は「害」の文字に負のイメージがあることから不適切である、という意見があります。

内閣府、文部科学省、地方自治体などが関係者へのヒアリングをもとに検討を行っています。現在は政府が発行する文書では当用漢字であることから「障害」と表記しています。

地方自治体では「障がい」と表記することが多いようですが、自治体によって表記はまちまちです。 サニーバンクでは政府見解に基づき「障害」と表記していますが、当事者はどのように考えているのか、会員に対してアンケートを行いました。

  • 対象者:サニーバンク会員
  • 調査方法:WEBアンケート
  • 調査機関:2020年4月8日~4月16日(回答数49名)

 「調査結果」 

Q1.しょうがいの表記についてあなたのお考えに近いものをお答えください。(単一回答)

障害についてグラフその他内容

  •  そもそもどっちでもいい
  •  使い分けています。公的なものにちかいと「障害」です。
  •  どちらでも気にならない ・どちらかといえば「障害」ですが、自分は個人的に「障碍」表記をよく使います 
  • しょうがいという言葉自体を変えた方がいいと思います。

「障害」がいい回答者 (22.4%)、どちらかというと「障害」がいい回答者 (38.8%) を併せると、61.2%が「障害」がよいと回答しています。その他の回答をみると「気にならない」「使い分けている」という意見が挙がっています。 


Q2.前問の回答理由を尋ねました。(自由回答)

「障害」「どちらかというと障害」回答理由 ・気にしたことがない/そこまで気にする必要がない 

  • 「障害者手帳」と表記してある 
  • 検索結果が多い
  •  法令は「障害」で共通になっていますし、あえて感情的な理由で変える必要がないと思います。「害」は「碍」の簡略化した書き方という話を聞いたことがあります。
  •  ひらがなにしたところで意味が変質するわけではない。 その特性の影響で生活に支障が出ているのだから、 言葉の意味としては「障害」でいいと思う。

「障がい」「どちらかというと障がい」回答理由

  •  「害」がマイナスイメージがある/「害」は社会的害悪のイメージをうける
  •  ひらがなのほうが優しいイメージ 
  • 「障害」である事は健常者が決めつけているような「社会に対しての迷惑」だと捉える可能性はあるかもしれません。障がい者本人は限界や何の支援が必要なのかわかっているので当事者はどららでも使っていいと思いますが、健常者は「障がい」を使って頂きたいです。

その他回答理由

  • 記述にこだわる暇があったら支援の充実とかをしてほしい。記述変えたぐらいでは何も変わりません。 
  • 障害という言葉自体がネガティブあるいは普通との区別に用いる言葉だと思います。 


まとめ

「しょうがい」の表記については「障害」を支持する意見が半数以上ではありましたが、「障害という言葉自体を変えてほしい」「表記を変えたところで何も変わらない」「表記を気にするのは健常者目線」などの意見が挙がりました。

サニーバンクとしては従来通り、また今回の調査結果を踏まえて「障害」表記を継続いたします。 今後も様々な件について会員である障害者の意見を聞き、企業様や世の中に反映してまいります。

 

回答者属性

回答者はサニーバンク会員 49名

障害表記についてのアンケート障害種別


本調査に関するお問合わせ先 

株式会社メジャメンツ サニーバンク事務局

sunnybank@measurements.co.jp

障害者専門クラウドソーシングサービス サニーバンク

https://sunnybank.jp/ 

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