【恭加の「THEATRE for ALL 」感想文 番外編】厨房のありす 2話 誰かと共に生きること

2024年3月25日

キッチンイメージ画像 グラスや食器が並んでいる棚

こんにちは。恭加 (きょうか) です。

2024年1月~日本テレビ系で放送している「厨房のありす」新しいウィンドウで開くの感想文。

今回は第二話です。

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厨房のありす二話では、ありすと父のが二人暮らしをしている家にスタッフの倖生(こうせい)が加わり、3人の生活がスタートする。

ありすは自閉スペクトラム症で、ありすのお勝手の店主である。

自閉スペクトラム症の特徴の一つとして物事への強いこだわりが挙げられる。

ありすにも生活していく上で沢山のこだわりを持っている。


食べる順番は必ず1品ずつ食べ終わってから次の品を食べる。調味料の置き方、テーブルの吹く順番にもこだわりがある。


外出するときの歩き方には曜日によって決まりがある。

月曜日はジグザグに歩く、火曜日は1.2倍速で歩く、水曜日は電信柱にタッチしながら、木曜日は普通に歩く、金曜日は白線に沿って歩く。


マグカップの色、茶碗の色も曜日によって変わる。

ASDの人の中には色に対して強いこだわりを持つ人もいるようだ。


ありすは小さい頃は赤に強いこだわりを持っていて、暖房のスイッチを押しまくって真夏に部屋の温度が40度になったこともあったという。


一緒に暮らすことになった倖生は必死に覚えようとメモをしていくが、バスタオルを適当に重ねて置いているとそれをみたありすがいつもと違う順番に動揺する。

他にもメモし忘れていた調味料の置き方を間違えたり。

ありすの細すぎるルールに頭が混乱する倖生は、ありすの親友である和紗(かずさ)の助言を受けながらルールを一つ一つ覚え、ありすに寄り添おうとするが、ありすは1度教えた調味料の置き方が違っていたことが我慢できず、家を飛び出す。


そんなありすの話を聞き、和紗は

「人と一緒に暮らすのは譲り合いであり努力のいること」と話す。


ありすは帰宅すると、カップの色やバスタオルの順番は今まで通りだが、調味料の並べ方とテーブルの拭き方は倖生のやり方でもOKするという新ルールを設けた。


私は一人暮らしだから自分が好きな家具を買って自分の好きな生活サイクルを送る自由な生活をしているが、誰かと一緒に暮らすと全く同じ感性の同じ性格の人なんて居ないから相手に合わせることが必要であると考えている。


ありすは特にこだわりが強いため倖生はルールを覚えるのに大変だったが、多かれ少なかれ誰にでもルールやこだわりはあると思う。


私は食べることが大好きだ。1日3回しかご飯を食べられないからその3回に自分が食べたいものをどうやって入れこもうか、何を食べたら「あれを食べれば良かった」と後悔をせずに居られるかを考えることが多い。


だから人に食べ物を合わせるという事が苦手だ。友達や仕事関係の会食で人に合わせる事はできるが、一緒に暮らすとなると毎日のことなので、相手に合わせるのはストレスが溜まると思う。


変えることができないこだわりやルールがあるなら、どうやったらお互いがそのルールやこだわりを共有できるのか一緒に考えていくことが一緒に暮らすことで1番大切なことなんだと思った。


ありすのこだわりを受けようと必死にメモをする倖生の優しさと、その想いが伝わり新ルールを決めたありすの成長に心がほっこりした。


この作品は日本テレビで毎週日曜日夜22時30分から放送している。(2024年1月~3月)

また、Tverでは1話から3話と最新話を観ることが出来、Huluでは全話見ることが出来る。


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