【サニーバンク会員アンケート報告】SNSについてのアンケート
「SNSについてのアンケート」
2020年6月
「毎日更新している」のはTwitter。「閲覧のみで自分で更新することがない」のはYouTube。Facebook,Instagramは「アカウントを持っていない」回答者が最も多い。
サニーバンク会員のSNS利用状況についてアンケート調査を実施しました。
- 対象者:サニーバンク会員
- 調査方法:WEBアンケート
- 調査期間:2020年4月17日~5月27日 (回答数50名)
「調査結果」
Q1. あなたが利用しているSNSについてお答えください。 (単一回答)
Facebook・Instagram・ブログは「アカウントを持っていない・利用していない」回答者がそれぞれ13名 (26%)、16名 (32%)、17名 (34.7%)と一番多い回答でした。
それに対して、Twitterでは一番多い回答が「ほぼ毎日更新する」回答者が25名 (50%) でした。 また、YouTubeは「閲覧がメインで自分で更新することがない」が34名 (69.4%) が一番多い回答でした。
Q2. 次のSNSの利用目的をお答えください。(複数回答)
それぞれのSNSについて利用目的を聞きました。
「情報収集」が一番多く、次いで「コミュニケーション」でした。 アップする内容としては、日常の出来事、近況、食、ライフイベントなどの意見が挙がりました。
回答 | 回答数 |
---|---|
情報収集 | 23 |
友人、知人とのコミュニケーション | 21 |
情報発信 | 12 |
営業用ツールとしての利用 | 3 |
その他 | 2 |
このSNSは利用していない | 17 |
回答が多かった順に「情報収集」「情報発信」「コミュニケーション」となっています。 「利用していない」回答者が今回聞いたSNS中一番少なく5名でした。 アップする内容は日常、近況、作品、障害者情報、IT関連などが挙がっています。
回答 | 回答数 |
---|---|
情報収集 | 38 |
友人、知人とのコミュニケーション | 22 |
情報発信 | 24 |
営業用ツールとしての利用 | 6 |
その他 | 2 |
このSNSは利用していない | 5 |
利用目的は「情報収集」「コミュニケーション」「情報発信」の順になっていますが、「利用していない」が2番目に多い回答だったのが特徴的です。 アップする内容はグルメ、日常、旅行などでした。
回答 | 回答数 |
---|---|
情報収集 | 21 |
友人、知人とのコミュニケーション | 16 |
情報発信 | 10 |
営業用ツールとしての利用 | 0 |
その他 | 1 |
このSNSは利用していない | 19 |
YouTube
「情報収集」が一番多く、50名中33名が回答。次いで「情報発信」「コミュニケーション」でしたが、それぞれ4名、3名と大差をつけています。 アップする内容は「ゲーム実況」「ボイスサンプル」「作曲」などでしたが、アップするより閲覧者の方が多かったようで、「アップする内容」についての回答は5件でした。
回答 | 回答数 |
---|---|
情報収集 | 33 |
友人、知人とのコミュニケーション | 3 |
情報発信 | 4 |
営業用ツールとしての利用 | 1 |
その他 | 6 |
このSNSは利用していない | 7 |
Q3. SNSの使い勝手の良い点、よくない点 (自由回答)
それぞれのSNSについて、使い勝手の良い点、よくない点を尋ねました。
原則として実名登録であることから、にリアルな友達や知り合いを探しやすい一方、個人情報やプライバシーの保護について不安に感じる意見が挙がっています。 また、UI (ユーザーインタフェース) を改良してほしいという意見も出ています。
使い勝手の良い点
- 知り合いを探しやすい (5回答)
- スクリーンリーダー環境でもほとんどの操作ができ、投稿された写真には一部だが説明が自動的に付く (2回答)
- イベントの作成、コミュニティで共有できる事。
- グループの投稿閲覧
- シェアがしやすい。
- スマホからでもタイムラインに画像が表示される
- 広告が少ない
- ちょっとした名刺代わりとして気軽に使える
- フィードの正確さ
- 書き込みがしやすい
- 旧友と繋がれる
- 限定的に公開できる
- 個人のスペースという感覚が強い
- 利用者か多い
使い勝手のよくない点
- タイムラインがばらばらで見にくいことがある。 (4回答)
- ごちゃごちゃしていてUIが悪い (3回答)
- 実名登録なので、個人情報の扱いが気になる。 (3回答)
- グッドボタンは長押しで変更するのがてまに思えるし、反応が悪い。
- グループと個人の投稿がタイムラインで一緒に表示される
- スクリーンリーダーのせいかどうかわからないが、ときどきクリックするとページがないというエラーが出ることがある。すべて自力では難しいかもしれないが、自分なりのやり方が決まれば自力で使える。
- ユーザーの過去記事や写真を一度に見たい時によくわからなくなる
- 閲覧したいお店などがFacebookしかない場合、ログインしないと見られないのが不便。
- 友達登録しないと読めない投稿が多い点。
- 閲覧制限が面倒
- 繋がりたくないリアルな友達に見つかりやすい
- 広告が多い。使い方がややこしい
- あまり親しくない人とも繋がっているので気軽に投稿できない。
- 情報に偏りが生じやすい
- 他の人の投稿の空気が苦手
- 都合の悪い情報まで拡散される
- 誹謗中傷が多い、見知らぬ人からのつながりリクエストが多い
- 本名、リア充が多くて面倒くさい
- 友達かも?の機能
Twitterは短文で気軽に情報発信でき、匿名性が高い点が使い勝手の良さとして挙がっている一方、情報の信憑性について、や 情報がどんどん流れていってしまうことが使い勝手が良く無い点として指摘されています。
使い勝手の良い点
- 広く伝えられる。広く情報が得られる。情報が多いからこそ発信の敷居が低い。(13回答)
- 簡単・気軽に投稿できる (13回答)
- 速報性がある。 (3回答)
- ニックネームでの登録が可能 (2回答)
- 企業やスポーツクラブの公式アカウントが多いので使っている
- ボイスオーバーでも使える
- ほぼ、検閲無し
- 同じ趣味の人を見つけて情報を購読できる
- 多くの情報がざっと見れる
使い勝手の良くない点
- 過去の投稿をあまりさかのぼれない (3回答)
- 情報の信頼性が低い。 (2回答)
- 長文が記述できない (2回答)
- 一度投稿した内容を編集できない。 (2回答)
- 頻繁な仕様変更
- 以前はモバイルモードならかなり使えたが、今は正式なウェブサイトからはスクリーンリーダーでは使いにくくなってしまった。私は、Twitter専用のクライアントソフトで対応している。
- 人によってTLに流れてくる比率を調整させて欲しい。
- 運営はLGBTやマイノリティーのアカウントを制限するのにヘイトスピーチや人種差別をするアカウントは野放しにされる
- よく落ちる
- 少し呟いたらすぐ周りに知れ渡る可能性がある
- 交流が深まって実際に会うことになったりすると危ない目に合う可能性が高い。不快な思いをしないためにネットリテラシーが求められる。
- 情報量が多くて疲れるが、読まなければそれはそれで情報量が足りない
- 多くの目に触れられることで問題を起こしたり巻き込まれたりする可能性もある点。
- ツイートをフォルダ別に管理できない
- 炎上しやすいため、気軽に投稿しにくくなった。他ユーザーの反応を気にする必要がある
- 閲覧される相手を選べない
- 見るつもりのなかった情報が目に入りやすい
- ブラウザとAndroid向けアプリでできることが異なり混乱することがある
- ナイトモードに切り替わる時間帯にアプリを使っていると文字と背景の色が同じになってしまうことがある
- 迷惑なアカウントに絡まれると面倒
Instagramは写真投稿が主で文字を考えずに投稿ができることが良い点として挙がっていますが、ハッシュタグが多すぎると読みにくい、などが使い勝手がよくない点として指摘されています。また、視覚障害者からは写真投稿が主だと楽しめない、という意見もありました。
使い勝手の良い点
- 写真が簡単に共有できる、閲覧されやすい (3回答)
- 気軽に投稿できる、他の閲覧者の目が気にならない (2回答)
- 画像の情報が主なので文字はあまり考えなくていい
- Facebook と比べて機能がシンプル
- ある程度匿名性を保てる
- ストーリーの機能がついたのでちょっとしたことも載せやすい。
- ハッシュタグで知らない人と繋がれる
- よくわからないが有名人が多い
- 楽しめる情報が多い
- 広告がクリエイティブに富んでおり不快でない
- 視覚的に伝わる
- 写真が10枚までアップできる、最新の閲覧は以上ですという表示がわかりやすい
- 写真にお店のリンクを貼れたり視覚障害者用の画像に説明を追加できる機能もある
- アプリ内で加工が豊富な点。
- 世間の流行を知るのにとても役に立つ。
- 特定のことを探すのに便利
- 美しい写真が多いところ
使い勝手の良くない点
- 画像中心だから投稿はハードルが高い (2回答)
- ユーザーのハッシュタグ乱用による検索結果汚染
- 投稿からその人のアカウントに飛ぶ時に押すのがなまえなのが解りづらいし、押しづらい。
- 写真がメインなので視覚障がい者には面白くない
- 興味がない写真を間違えて見てもアルゴリズムで興味があると勘違いされてタイムラインがめちゃくちゃになってしまう
- 写真以外の記事か見づらい
- ストーリーが選択肢なく24時間で消える
- 画像が正方形になる
- 他人の生活の良い部分ばかり目に入るので、自分と比べて落ち込んでしまうことがある。
- 宣伝が多く紛らわしい
- 検索が不便
- 拡散させるのが難しい
- 写真の内容から個人を特定される可能性がある点。
- 投稿内容の編集中に別のアプリを立ち上げたりすると、編集中の内容が失われてしまうところ
YouTube
YouTubeは主に視聴者としての意見が多いという印象です。気軽にみられることや、字幕がついているコンテンツがあることが良いポイントとして挙がっています。 一方、使い勝手がよくない点としては、次々と動画を勧められることや広告が表示されること (無料版の利用時かと思われます)、通信環境が整っている必要があることなどが見られます。
使い勝手がよい点
- 気軽に見られる。 (3回答)
- 音声で何かしながら聴ける。文字を起こしてあるコンテンツもあり、集中が途切れても内容が追いやすい。
- テレワークで音楽を聞いている。
- 近い内容の動画をまとめて見ることができる。自動字幕もつくので音声の聞き取りが怪しくてもある程度・他の人の動画を参考にしながら投稿できる。
- 商品やサービスについて知ることができる、エンターテインメントとして楽しめる
- 映像がきれいで新しい発見ができる
- 長い動画を投稿しやすい
- 国外の利用者も多い点。動画投稿に長けている点。条件によっては収益化できる点。
- 日常を豊かにしてくれる
- 色々な情報を見つけることができる
- 長い音声が投稿できる
- ボイスオーバーでも使える
- 海外ニュースの収集
- 広告まで閲覧することで経済的にも応援できるところが良い。
- 最新の情報が得やすい
使い勝手のよくない点
- 通信環境が整っていることが必要。 (2回答)
- 煽るサムネの題が多いので気持ちが疲れる
- 延々と動画が再生され続けるのでうざくなる
- 視聴数を稼ぐための手段を問わない発信者が存在する
- 編集作業がYouTube上ではできなくて、アプリを使わなきゃいけない。
- 偏りがある
- 動画がフリーズしやすい
- 戻るボタンがない
- 規約等が厳しく、また変わる頻度も高い点。
- 広告がうざい
- 動画の編集に時間がかかる
- リスト再生でいい動画を見つけても詳細のページに飛びそこねて評価ボタンを押せないことがある。油断するとおすすめ動画の傾向が再生回数の多い量産型の字幕動画に引きずられる。UIのボタンの意味がいまだにわかっていない
- 再生しての確認に時間がかかる
まとめ
広く使われているSNSですが、今回のアンケートでは情報発信としてはTwitterが一番広く使われていて、情報閲覧としてはYouTubeの利用が多いことがわかりました。
「使い勝手の良くない点」ではセキュリティの不安や情報の正確さを疑問視する回答が散見されました。個人が発信している情報などは情報の正確さを見極める必要がありそうです。
また、「Instagramは写真が主なので視覚障害者は楽しめない」という意見や各サービスについてボイスオーバーが使えるかどうか、などの意見もあり、多くの人が楽しむための一つの留意点だと感じました。
回答者属性
回答者はサニーバンク会員 50名
(その他内容 内部障害 (2回答)/メニエール病でめまいと軽い難聴 (補聴器は不要)/身体障害/内部疾患 (腎臓)/線維筋痛症/体幹機能の障害/適応障害)
本調査に関するお問合わせ先
株式会社メジャメンツ サニーバンク事務局
sunnybank@measurements.co.jp
障害者専門クラウドソーシングサービス サニーバンク
https://sunnybank.jp/
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