サニーバンクのユーザビリティテスト
サニーバンクでは、障害のある会員が実際に商品やサービスを使用して、使いやすさ/使いにくさについて意見をお伝えする、ユーザビリティテストを実施しています。 健常者には使いやすい機能が障害のある方には使いにくい機能となっていたり、ある障害の方にとって良い機能が別の障害の方には使いにくさの原因となっていることがあります。利用者に実際に使ってもらうことで商品やサービスの改善に役立つ意見を拾い出すことができます。
ユーザビリティテストとは?
サニーバンクの会員がWEBサイトや商品、サービスなどの使いやすさ/使いにくさを評価します。 評価にあたっては、依頼者様とご相談の上、評価項目をリストアップした「評価表」を作成します。評価表に基づいてテストおよび評価を行いますので、評価の抜け・漏れや、十分に評価されていないということが起こりにくくなります。 また、対象となる会員はテストにふさわしい条件に基づいて選考を行います。
具体的な活用例
- ウェブサイトや商品、サービスなどの使いやすいさ/使いにくさの評価にご活用ください。
- ・新商品の企画時に商品やサービスのニーズを知る
- ・商品改定や見直しをする際の問題点の把握
- ・視覚障害、色覚多様性、発達障害など見え方に敏感であったり、情報の取得に特徴があったりする方に必要な情報が伝わるかどうかの確認
サニーバンクへご依頼いただくメリット
多くの調査会社がユーザビリティテスト、商品評価などを行っていますが、障害のある方に特化した評価、ユーザビリティを行っている企業、団体は数少ないのが実情です。
サニーバンクにはさまざまな障害のある方が登録しており、障害の特性に応じたテストの経験を積んでいます。
調査票作成やテストの遂行において、対象となった方がストレスが少なくテストが行えるように経験に基づいた配慮をしてまいります。
また、テストの結果に基づいたご提案も対応可能です。
テストをするだけではなく、テストの結果をご依頼者が活かせるようなお手伝いも行います。 調査データだけでなく、ユーザーが使用している様子を撮影した動画を納品することもできますので、ぜひご相談ください。
動画の例
- ※ 動画の一部をキャプチャーしています。
- ※ 操作例として有名企業のサイトへのアクセスをしています。
サニーバンクの納品事例
(事例1: サイトユーザビリティテスト)
企業様のサイトについて、視覚障害がある方がどのようにアクセスしているか、アクセスする際の障壁となっているものが何か、などを調査後、調査結果について報告会を行いました。
調査票の例 (1)
(事例2: ゲームキャラクターの色についてのテスト)
ゲームキャラクターについて見えやすさや、色の違いのわかりやすさを視覚障害、色覚多様性のある方、発達障害等により色覚過敏のある方などに提示をして、評価をしてもらいました。
調査票の例 (2)
調査対象者、調査の進め方、ご報告・納品の方法などについてはご依頼いただいてからご相談により進めます。
クライアントの声
B様(サイトユーザビリティテストをご依頼)
「視覚障害のある方に使いやすいサイトを目指して開発していましたが、実際にアクセスしている様子を見るのは初めてでした。アクセスしている様子と、調査の結果としていただいた意見をもとに、多くの方に使いやすい、情報を得やすいと言っていただけるサイトを目指すべく、社内展開したいと思います。」
ワーカーの声
「日頃からサイトのアクセスについて感じていたことを報告することで、自分が使いやすいサイトになっていくことがとてもうれしく思います。」
「このようなユーザビリティテストに協力できると、障害特性を活かして仕事ができている実感がもてます。」
サニーバンク他サービスとの連携
サニーバンクの他サービスと一緒にご活用いただくことも可能です。
(例1) サニーバンクの座談会とユーザビリティテストを一緒にご依頼いただく場合
ユーザビリティテストを行い、その後、ユーザビリティテストをおこなっていただいた方に座談会に参加していただきます。ユーザビリティテストで挙がった意見の背景や心情なども聞き出すことができますし、ご依頼者様より対象者に直接ご質問いただくことができます。
さらに文字起こしを一緒にご依頼いただいた場合は、座談会の内容を文字データとして納品いたします。後日、社内での情報の共有やその後の展開にお役立ていただけます。
(例2) サニーバンクのユーザビリティテストとウェブサイトアクセシビリティ診断(JIS診断)を一緒にご依頼いただく場合
サイトのユーザビリティテストを行い、サイトについて使いにくさとして挙がった点について留意しつつ、アクセシビリティ診断を行います。