【サニーバンク会員アンケート報告】料理についてのアンケート
「料理についてのアンケート」
2021年8月
回答者の半数が「料理は好き」と回答。「毎日料理をする」回答者が多い一方、2番目に多い回答は「ほとんど料理はしない」。
サニーバンクの会員である障害者の料理の実態をアンケート調査しました。
- 対象者:サニーバンク会員 36名
- 調査方法:WEBアンケート
「調査結果」
Q1:あなたが料理をする頻度をお答えください。(単一回答)
「ほぼ毎日」が38.2%と一番多かったのですが、「ほとんど料理はしない」が23.5%と2番目に多い回答でした。
Q2:あなたが料理をするのはどのタイミングですか?あてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)
「平日の夕食」が20回答で一番多く、「休日の昼食」「休日の夕食」がそれぞれ17回答で2番目に多い回答でした。平日・休日ともに夕食を料理するという回答者が多く見られました。
Q3:自炊をするときによく使用する調味料をお答えください。(あてはまるものすべて)(複数回答)
「醤油」が24回答と一番多い回答でした。上位5回答は「塩」「胡椒」が20回答、「砂糖」「だし」が15回答でした。
「その他」の回答内容は「クミンやターメリックなどのスパイス」でした。
Q4:あなたが普段つくるのはどんな料理ですか?(あてはまるものすべて)(複数回答)
上位5回答は「麺類」22回答、「野菜料理」「ごはん・丼物」が21回答、「肉料理」が19回答、「卵料理」が15回答でした。
「その他」の回答内容は「サンドウィッチ」でした。
Q5:あなたは料理が好きですか?(単一回答)
「好き」15%,「どちらかというと好き」35%を合計すると回答者の50%が料理を「好き」と答えています。
Q7:あなたがよく作るメニューをお答えください。(自由回答)
回答内容を下記に記載します。
カッコ内は回答者の障害内容です。
- いつもパートナーが料理をしてくれます。その代わりに家事を担当します。 (精神障害/ 発達障害)
- インド系のカレー、サラダ、炒め物、切り干し大根やひじきなどの煮物 (視覚障害)
- オーブンを使う料理(グリルも含)(発達障害)
- カレー、オムライス、あるものでサラダ(精神障害)
- カレー、シチュー、サラスパ、パスタ、焼きそば、焼き肉丼肉じゃが(視覚障害)
- カレー、白菜と豚肉のミルフィーユ煮柚子胡椒味 (精神障害/発達障害)
- カレー、目玉焼き(精神障害)
- カレー、炒め物などの簡単なもの (発達障害)
- カレーライス、おにぎり(精神障害/発達障害)
- カレーライス、肉豆腐、モヤシ炒め、炊き込みご飯、ほうれんそうのお浸し (発達障害)
- キムチクリームパスタ(精神障害/発達障害/ひきこもり)
- キャベツの野菜鍋、ブロッコリーとキャベツ、ツナ缶の炒め物、ブロッコリー、ウィンナー、卵の炒め物 (精神障害/発達障害)
- サラダ、野菜煮込み (発達障害)
- そば、うどん、パスタ、そうめん、焼きそば(発達障害)
- チャーハン、カレー、ラーメン、野菜炒め(発達障害)
- ツナサンドウィッチ (視覚障害)
- パスタ (発達障害)
- ホルホグ (精神障害)(※ホルホグはモンゴル料理の羊肉焼肉)
- 残り野菜処分カレー (精神障害/ひきこもり)
- 煮物 (視覚障害)
- 少し前、一人暮らしをしていたころはレンジでできる簡単なものを作っていました。 ティファールのクイックボールという製品を使って次作の鍋をレンジでやったり、おやつに蒸しパンを作ったり。 あと、ダイソーにあるレンジでパスタがゆでられるものや焼きそばを作れるものなどを駆使してそれらを作ったりしていました。 結婚してからはもっぱら妻に任せっぱなしでよくないなーとは思っていますが、なかなか料理を習いにいく時間もなく、そこがちょっと悩みです。 (視覚障害)
- 焼きそばやラーメン、丼ものなど。(精神障害/発達障害)
- 豚キムチ炒め、味噌汁、スープ(精神障害/発達障害)
- 肉野菜炒め (聴覚障害)
- 肉野菜炒め (発達障害)
- 味噌汁、野菜炒め、コンソメスープ、切り干し大根の煮物 (精神障害/発達障害/ひきこもり)
- 目玉焼き、卵焼き、ホットケーキ (精神障害)
- 野菜と肉の炒め物、温野菜サラダ、きんぴらごぼう、ひじきの炒め煮、カレーなど (精神障害/ひきこもり/ 発達障害)
Q8:料理についてのお考えをご記入ください。(自由回答)
回答内容を下記します。
カッコ内は回答者の障害内容です。
- 機会があれば作ってみたい。(身体障害(視覚障害・聴覚障害以外))
- 生きていく為に、必要な事(発達障害)
- いかにして手間を省き、美味い食事を整えるかを日々考えています(発達障害)
- キッチンが狭くコンロが一口しかないので、フライパン一つとかお鍋一つで作れる手軽な料理が良いです。洗い物が少ないと食べた後洗うのが楽です。 旬のお野菜を使って手作りのお料理を食べると、体が生き生きするように感じるので、お料理は面倒なときもありますが、できるときは心がけていきたいと思っています。 (精神障害/発達障害/ひきこもり)
- するのは楽しいが献立を考えることなどは疲れる (精神障害/発達障害)
- その日の体調で献立はもちろん味付けを変えられるので自炊はできたほうがいいと思う。 (精神障害)
- できることなら短時間で美味しいものを食べたいと思っている。 (精神障害 発達障害)
- どうせ食べなきゃならないなら、おいしいものを食べたい (精神障害/ひきこもり)
- どの料理をどのタイミングで作り、並行して片づけたらいいかなど、同時作業が多いので頭の中が疲れます。 (発達障害)
- 何かしならがらだと効率的 (発達障害)
- 楽しいけども、自分ひとりのためだけには作る気になれない。1時間かけて作って、10分で食べると虚無が残る。(精神障害)
- 持病(糖尿病、糖尿病性腎症)があるので、食事療法をしなければならないので食事の準備が大変。できるなら簡単に作りたい。 (精神障害/ひきこもり)
- 自分が食べたいものを食べるために必要なこと (発達障害)
- 新しく知った野菜を使ったり、外国の食材を使ったりするのが好き。 若い頃は面倒だと思っていたが、今はレシピも検索できるし、加工食材、冷凍食品も豊富で楽になったので、なるべく自分で作ろうと思う。 (視覚障害)
- 生きるために必要なものであり、自分は最低限ができればそれでいい性格です。本当は料理を好きになりたいんですが、他の趣味が多すぎて好きになれません。全部パートナーに任せるのも申し訳ないです。 (精神障害/発達障害)
- 生活するのに必要な事であり、健康のために必ずやった方がいいと思う。 (発達障害)
- 繊維質をとにかく取ることを重視している 複雑な工程を踏まないものを作るようにしている (精神障害/発達障害)
- 土井善晴さんが提案している 一汁一菜に賛同。 (聴覚障害)
- 美味しいものは人を幸せにします。 どんな生きづらさを抱えていても、セルフスキーマを保つため、生きる喜びを感じるため、私は料理をする事、誰かに料理を食べてもらう事を生き甲斐にしていきたいです。 (精神障害)
- 片付けが面倒なので極力したくない (発達障害)
- 本来であれば、女性とか男性とか関係なく料理はできたほうが良いと思っています。 夫婦円満の切り札にもなるのではないかと思っているのですが、そもそも火が怖かったり、油がはねないかとかそういうことが怖かったりというハードルがあってなかなか踏み出せないのが現実です。 料理教室も基本的に健常者ベースではたくさんありますが、障害者が通うとなると支援センターみたいなところへ、しかも平日に通わなければならなかったりと、仕事持ちにはネックがあって踏み出せていません。 本当は料理を一つでも覚えたいのにこれらのことがネックでなかなか…という方は少なくないのではないでしょうか? (視覚障害)
- 面倒だと思うときもあるけど、必要にせまられて作っている(視覚障害)
- 料理は、手間がかかって面倒だと感じることがあるが、 作った後の達成感を感じられる。 (精神障害/発達障害)
- 料理はずっと苦手だったが、結婚して相手の健康を考えるようになり、できるようになった。 (発達障害)
- 料理をすると、栄養も整うし出来立てのものを食べられるので、なるべく料理をした方がいいと思っています。 ですが、体調が悪い時まで無理して作る必要はないなと感じます。今は、栄養が考えられた市販のお弁当などもあるので、そういったもので無理をせず適度に自炊するのが一番だと思っています。 (精神障害/発達障害/ひきこもり)
- 冷蔵庫に材料がわかりやすく入ってれば大抵のものは作れる (視覚障害)
まとめ
料理について、約半数が「好き」と回答していました。
料理についての意見を見ると、「自分が好きなものが食べられる」「せっかく料理をしても食べるのは一瞬」「たまには市販のものも使って効率よく」などの意見が多い中、「健康上の理由で必要に迫られて料理をしている」「料理を覚えたいけど健常者向けの教室が多く、時間的にも通いにくい」という意見が見られたのが特徴的だと感じました。
また、視覚障害がある方の「大抵のものは作れる」という回答もありました。
回答者属性
本調査に関するお問合わせ先
株式会社メジャメンツ サニーバンク事務局
sunnybank@measurements.co.jp
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