【スタッフコラム】ヤンキー君と白杖ガールでも紹介された「音声ガイド」を映画館で体験してきました
こんにちは、サニーバンク事務局音声解説担当のさっちんです (自分で“さっちん”と書くのは、なかなか照れます…)。
ただいまサニーバンク事務局では、「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」の旋風が巻き起こっています。というか、社長が熱い!弊社は基本テレワークなので、こういった共通の話題があるのはとても嬉しいです。
3話、お姉ちゃんのユキコを大事に思うが故の行動、それぞれの葛藤、そんなふたりをそっと見守るお父さん…。
今回は、お父さんが印象的でした。大切な娘たちをを想うお父さんの気持ち。黒川、無事就職できてよかった。ハイヒールを履いて黒川に会いに行くユキコ、ふたりの様子をみて安心したお姉ちゃんの涙、そっとハンカチを差し出すシシオ。
笑って、ハラハラし、涙し、最後にびっくりさせられた、スピーディーな展開に、ひきつづき目が離せません!
さて、今回は、映画館で音声ガイドを体験してきました。
今回見た作品は、『空白』。松坂桃李と古田新太主演の日本映画です。
「最初、音がキツイけど、いい映画だよ~」という視覚障害者の友人のおすすめ作品を選びました。音がキツイ?怒鳴り声がすごいのかな。
まずは、家のWi-Fiを使って、アプリをダウンロードし、アプリ内にある『空白』の音声データをダウンロードして、映画館へ。
座席について、アプリを起動させると、イヤホンから待機の案内音声が流れます。劇場内が暗くなり、画面に映像が映し出されると同時に、音声が流れるのかと思いきや、引き続き待機の音声案内が流れます。宣伝や広告には音声解説はつかないようです。
(写真の説明)トレーの上に、飲み物とポップコーンが載っています。ポップコーンは、容器にたくさん盛られています。
本編が始まるとともに、自動的に音声ガイドが聞こえはじめました。アプリの起動音は、作品に仕掛けられているため、音あわせもなにも必要ありません。
ガイドがついてない時代は、見える人と一緒に見に行き、状況を説明してもらっていたそうです。周りの鑑賞者に迷惑にならないように肩を寄せ合い、そのささやき声を聞き取っていたとのこと。
近年急速に音声ガイド付き映画が普及し、ひとりで劇場へ行くことも、晴眼者と同時に楽しむこともできるようになり、鑑賞の可能性がぐっと広がりました。
鑑賞後、感想を友人へ送りました。「音、たしかに怖かったです」と。私は特に怖がりなので、あれは本当にすごく怖かったです…驚いたはずみでポップコーンこぼしてしまいました。
どんな音だったのか、興味のある方はぜひ劇場へ!『空白』おすすめです。
なお、音声ガイド専用アプリは「UDCast(ユーディーキャスト)と、「HELLO!MOVIE(ハロームービー)」の2つがあります
どちらのアプリも無料です。使い方に大きな違いはありませんが、それぞれのアプリで対応作品が異なっていますので、お気をつけください。
ぜひ、みなさんも聞いてみてくださいね!