【板垣アドバイザーコラム】1「よろしくお願いします!」
みなさま、はじめまして。サニーバンクのアドバイザーをしているNPO法人アイ・コラボレーション神戸の板垣と申します。
弊所は神戸のポートアイランドという本土と少し離れた島に事務所を構えて活動しております。
スタッフは全員で17名、うち14名はなんかしらの障害当事者(視覚、聴覚、身体、精神など)が働いております。
本拠地は滋賀県の草津にあり、アイ・コラボレーショングループとしまして、全部で6箇所(多賀、京都、信楽、伊賀など)に事業所があります。
わたしも会ったことがないひともいるのですが、グループ全体で100名近くの障害当事者が働いております。
神戸の事業内容としてはWEB制作全般、他にはシステム開発やアプリのUI設計、ポストカードの制作・販売、現地調査やユーザテスト、アクセシビリティJIS試験など、様々な事業をしております。あと、弊所主催でイベントを2つ開催しており、ひとつは「アクセシビリティの祭典」(今年で7回目の開催)、もうひとつは「わたしたちの未来をつくるアイデアソン・ハッカソン」をどちらも年に1回開催しております。
わたしの自己紹介としましては、もちろんというのもおかしいですが、生まれたときから身体障害者をやらせてもらってます。
障害の度合いは、うそかほんまかわからんですが、100万人にひとりなどと言われている障害です。
簡単に説明すると、腕が上がらない、グーパーができない、自立歩行が難しい、座位がとれない、とイメージいただければと思います。
普段、外出時は電動車いす(SUZUKI)で移動しており、家の中ではほふく前進で移動しています。
小学校、中学校、高校は障害学級ではなく普通クラスに在籍しておりました。
高校では放送部に所属し、全国放送コンテストで全国2位の実績があります。
大学受験に失敗し(すべり止めもすべりました)、二十歳のときに神戸市の西区にある兵庫県立リハビリテーションセンターの自立生活訓練センターに入所し、約2年間、ADLや車の運転免許取得などのリハビリをうけ、その後、アイコラボで働き始めました。
趣味は、漫才と銭湯巡りと釣りです。
漫才とえらそうに書いてますが、地元の尼崎で年に1回開催されている福祉系イベント「ミーツ・ザ・福祉」で、いろんな当事者が主役になる「ミーツ・ザ・新喜劇」という出し物の一環としての寄席で、漫才をさせてもらったのがきっかけです。
笑ってもらえるってすばらしい笑
銭湯巡りと釣りに関しては、書き出すとパンパンになりますのでまたの機会にさせてもらいます。
障害のことを考えながら、あまり障害者と思っていないようなひげもじゃ38歳のおっさんです。
仕事ではほぼ毎日JIS試験に明け暮れていますので、みなさんといっしょに取り組めること、ほんまに楽しみです!これからはもっともっと楽しく試験ができそうです。よろしくお願いします!