要約筆記
情報をその場で文字にして伝えます
聞こえ方に困難のある方への情報保障手段の一つです
要約筆記とは聴覚障害者や聞こえ方に困難がある方に情報を伝える方法の一つです。
話の内容を即座に文字にして伝えますが、話すスピードと書くスピードに差があり、すべてを文字にすることはできず、内容を要約しながら伝えます。そのため、「要約筆記」と言われます。
要約筆記にはいろいろな方法があり、要約筆記を必要としている方に適した方法を選びます。
要約筆記の方法をご紹介します。
■ノートテイク
主に1対1など少人数の場合に行われます。手元の紙に書いていく方法ですので、筆記用具があればすぐに行うことができます。
■OHC
OHC(オーバーヘッドカメラ)を用いて書いた文字をスクリーンに映し出します。一度に大勢の人が見ることができるので講演会や研修会などでよく使われます。
■パソコン要約筆記
パソコンに内容を入力していく方法です。文字を多く入力・映し出すことができます。
専用のソフトウエェアを用いて入力するほか、文書作成ソフトやテキストエディタなど、汎用のソフトで行う場合もあります。
オンライン会議が増えた昨今、インターネットとオンライン会議システムを利用して遠隔地からの要約筆記するケースも増えています。
手話通訳に比べると要約筆記の認知度は低いといえます。
しかし、手話を利用しない聴覚障害者にとって、文字で情報を伝える要約筆記は重要な情報入手手段です。
高齢者で補聴器だけでは十分な情報を得られない方、人工内耳を装着していても要約筆記を利用することがある方も多いのが現状です。
要約筆記者の養成は、都道府県、政令市、中核都市で行われています。
実技と講義を合わせたカリキュラムに沿った講座を受講し、登録試験に合格すると活動ができます。
サニーバンクには要約筆記者として活動している会員も多数登録しています。
また、サニーバンクにはいろいろな障害のある会員が登録しており、多方面から意見を取り入れて当事者の立場に立ったサポートを行っております。
要約筆記の必要がある、興味がある方はぜひお問い合わせください。
価格例
要約筆記の価格例です。
サービス内容により価格が異なりますので、詳細はお問い合わせください。
1時間まで 7000円~(税別)