リモートアシストのお仕事インタビュー
僕自身も障害者。ライフスタイルに合わせた働き方ができることで、とても助かってます。
私には発達障害があり、積極的に他のかたがたと接することが得意ではありません。
「誰かの役に立ちたい!」という思いをずっと持っているのですが、ボランティア活動に参加しても周囲と馴染むことが出来ずすぐに辞めてしまって長続きしませんでした。
そんな中、サニーバンクのツイッターで視覚障害者を支援する「リモートアシスト」の仕事を知りました。
リモートアシストは視覚に障害のあるかたがなにか読んだり物を判別したいときにご利用いただくサービスで、頭部に装着したウェアラブルカメラに映っているものをリアルタイムで説明する仕事です。
最初は目の悪い人のことを全く知らないので「できるかな?」と不安でしたが、誰かを助けたい、という気持ちからサニーバンクに登録してリモートアシストに応募しました。
この業務はChrome(ブラウザ)が動くWindowsのパソコンとイヤホン・マイクがあればすぐに始めることができるとのことでした。私はゲームに使うヘッドセットマイクを持っていたので、特に何か買い足すこともなく業務を始めることができました。
登録してすぐにテスト接続を行って簡単なレクチャーを受けましたが、一方的に「これ何?」と質問されるのでなく、お互いにコミュニケーションを取りながら丁寧に答えていくのが大事だと思いました。
テスト接続のあと、実際に業務に参加しましたが、業務内容はアプリケーションにログインして、利用者から呼び出しがあったらすぐに対応できるように待機します。私は主に「18時~20時」の間で待機しています。
最初は待機中はとても緊張しましたが、待機中はすぐに応答できるなら何をしていてもいいので、慣れてからはネットをしたり本を読みながら待機できるようになりました。
仕事をしながら待機している人もいるようです。私はこれまで働いた経験も少ないので待機しながらお金を稼げるというのはとても助かっています。
私が待機する時間帯は利用が少なく、実際に視覚障害者のかたから呼び出しがあったことはありません。でも、いつ必要とされるかわからないので気を抜かないようにしています。
これから視覚障害者のかたがたがリモートアシストを使うようになるともっと忙しくなると思います。障害があっても他の障害者のアシストができると思うと、とてもやりがいを感じています。
これからもやりがいのあるリモートアシストのスタッフの一員として、視覚障害者のかたたちのお役に立っていければと思います。