サニーバンクの「ウェブアクセシビリティ診断」に プレミアムメニューを追加して全体を刷新
「サニーバンク」において提供している 「ウェブアクセシビリティ診断サービス」を刷新いたします。
よりご利用いただきやすく、より受注力を強化し、障害者が力を発揮できる社会の実現に向けて邁進してまいります。
サニーバンクのウェブアクセシビリティ診断
スマートフォンやタブレットなどウェブの利用環境の多様化が進み、情報アクセシビリティへの関心が高まっています。これにあわせて「ウェブサイトアクセシビリティ診断」の需要も急増しており、診断を担う企業も増えていますが、サニーバンクのウェブアクセシビリティ診断は、視覚障害・聴覚障害・精神障害・発達障害・肢体不自由などの障害当事者がウェブサイトの診断を行う、他に例を見ないユニークなものとなっております。
サニーバンクでは実際に障害者がサイトを見て診断するため、機械的に検出したり健常者がマニュアル的に診断するよりも「実際に使えるアクセシビリティ」が実装できると顧客からの評価が高まっており、ウェブアクセシビリティ診断業務の受注量は順調に増加傾向にあります。
サニーバンクのウェブアクセシビリティ診断メニュー
障害当事者が実際にウェブサイトを利用して使いやすさについてレポートする「簡易診断」、ウェブアクセシビリティの日本産業規格であるJIS X 8341-3:2016に準拠※(適合レベルAまたは適合レベルAA)することを確認する「JIS診断」、アクセシビリティに精通した 専門家による「プレミアム診断」を提供いたします。どの診断においても、サニーバンクアドバイザー、伊敷政英と板垣宏明がアクセシビリティアドバイザーとして監修を行います。
※JIS X 8341-3:2016への「準拠」という表記は、情報通信アクセス協議会ウェブアクセシビリティ基盤委員会「ウェブコンテンツの JIS X 8341-3:2016 対応度表記ガイドライン 2021年4月版」で定められた表記によります。
以下、それぞれの診断メニューについての詳細です。
■ 簡易診断
障害のあるユーザーは、その障害に応じてさまざまな環境でウェブを利用しています。視覚障害のあるユーザーは画面を拡大して利用したり、スクリーンリーダーという音声読み上げ機能を使って情報を得ている人もいます。上肢障害のあるユーザーはマウスが使いづらかったり、発達障害のあるユーザーはフォントによっては読みにくさを感じたり、精神障害のあるユーザーは配色によっては画面を見続けることができず情報を得られないということもあります。またサイトによって、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使い分けているユーザーもいます。多様な利用環境を持つ障害当事者に、それぞれのいつもの利用環境でサイトをチェックしてもらい、サイトが使えるかどうかや使い心地が良いかどうかレポートします。
従来の「基礎診断」と比較して、ご報告までの期間や料金面でご利用いただきやすくし、障害当事者のリアルな声をよりダイレクトにお届けできる診断になっています。
《お客様の活用シーン》
- 多様な環境で実際に自社サイトが利用できているのかをチェックしたい
- ウェブアクセシビリティへの第1歩を踏み出したい。そのためにまずは障害当事者の利用状況を知りたい。
- 多様な障害のあるユーザーから自社サイトに対する意見をクイックに聞いて、クイックに修正したい
- 制作中のウェブサイトの利用しやすさを確認したい。
※ウェブサイトだけでなく、アプリやサービスのアクセシビリティチェックにもご利用可能です。
《サービス概要》
- サービス名称:サニーバンク ウェブアクセシビリティ簡易診断
- リリース日:2021年11月12日
- 料金:5ページ・6障害による診断で30万円(税別)
《サービス内容》
- 納品物:サニーバンク ウェブアクセシビリティ簡易診断報告書
- プロセス・期間:簡易診断を利用したい目的等についてヒアリング後、診断ページと診断環境(障害・利用環境)を決定。診断担当者からのレポートをもとに、ウェブアクセシビリティ簡易診断報告書を作成。ご相談から報告書の納期まで最短15日で実施。
- 報告内容:診断担当者は自身の利用環境でサイトを利用してみての良い点、改善して欲しい点など、リアルな意見をレポートします。レポートをもとに報告書を作成し、アクセシビリティアドバイザーがチェックの上納品いたします。
- その他:これまで提供していた「基礎診断」に比べ、ご報告までの期間や料金面でご利用していただきやすくなりました。診断ページ数や障害・診断環境などご相談に応じます。上記以外の診断を希望される場合は詳細をヒアリング後にお見積もりを提出いたします。
■ JIS診断
ウェブアクセシビリティの日本産業規格であるJIS X 8341-3:2016の「附属書JB(参考)試験 方法」に基づく試験を実施します。
※「簡易診断」と組み合わせることで、障害当事者の利用状況についてもチェックすること ができます。
《お客様の活用シーン》
- JIS X 8341-3:2016の「附属書JB(参考)試験方法」に基づく試験を実施したい。
- 障害当事者が行うJIS試験を実施したい。
- JIS X 8341-3:2016に準拠※(適合レベルAまたは適合レベルAA)するためにウェブサイト の現状を把握したり改修の方向性を検討したりしたい。
《サニーバンクとしてのメリット》
- 障害特性やスキルに応じてチェック項目を分担するため、多くの障害当事者の仕事の創出に繋がります
- 適合レベルA、AAへの準拠を確認するために採用する達成方法やチェック項目は、実際に 障害のあるユーザーのさまざまな環境において利用可能となるものを採用しています。サニーバンクのJIS診断を利用していただくことで、障害者も利用できるウェブサイトが増えていくことを願っています。
《サービス概要》
- サービス名称:サニーバンク ウェブアクセシビリティJIS診断
- リリース日:2021年11月12日
- 料金:120万円(税別・40ページを診断した場合)
《サービス内容》
- 納品物:サニーバンク ウェブアクセシビリティJIS診断報告書(達成基準チェックリスト、達成方法チェックリスト(各ページ)、試験実施報告書(試験期間・試験対象ページ・試験に使用したツールについて等))
- プロセス・期間:ご相談から報告書の納期まで1ヶ月〜1ヶ月半程度で実施
- オプション:試験結果公表ページ文案作成 18万円(税別)、アクセシビリティ方針の策定 15万円(税別)
- その他:「簡易診断」と組み合わせることで、障害当事者の利用状況などについてもチェックすることができます。
■ プレミアム診断
JIS試験と合わせて、アクセシビリティの分野で活躍している障害当事者から、アクセシビ リティ向上のための専門的なフィードバックを受けることができる診断です。
《お客様の活用シーン》
- JIS試験とあわせて、アクセシビリティに関する専門家やアクセシビリティの分野で活躍する障害当事者からのフィードバックを受けたい。
- アクセシビリティに精通した専門家、障害当事者の意見を取り入れたい。
- JIS試験を行った上で、より進んだアクセシビリティの取り組みを目指したい。
《サービス概要》
- 納品物:サニーバンク ウェブアクセシビリティプレミアム診断報告書(JIS診断における納品物プラスアクセシビリティ専門家・障害当事者からのフィードバック(報告書によるフィードバックが基本です。))
- プロセス・期間:ご相談から報告書の納期まで1ヶ月〜1ヶ月半程度で実施
- 報告内容:JIS診断の報告にプラスして、アクセシビリティに精通した専門家・障害当事者からのフィードバックを報告書としてまとめ、納品いたします。
《アクセシビリティ専門家・障害当事者紹介》
伊敷 政英(いしき まさひで)
先天性の視覚障害当事者。サニーバンクアクセシビリティアドバイザー
板垣 宏明(いたがき ひろあき)
先天性多関節拘縮。日常生活では電動車いすを使用。サニーバンクアクセシビリティアドバイザー
くらげ(木村 仁/きむら ひとし)
聴覚障害・発達障害 (ADHD)当事者。発達障害当事者としての観点からフィードバックを行います。サニーバンクアクセシビリティアドバイザー
鈴木 弘美(すずき ひろみ)
先先天性白内障による弱視。趣味は海外旅行とサンバ、ボサノヴァのギター弾き語り。2013 年に世界一周。バリアフリー教育や障害理解に関わるさまざまな活動を行う。
聴覚障害分野を担当するアドバイザー
現在調整中
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社メジャメンツ サニーバンク事務局
メール:sunnybank@measurements.co.jp
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