東京都済生会中央病院にて稼働中の視覚障害者向けアプリ「ナビレンス」について
(トイレ案内改善第一弾完了!第二弾へ!)
東京都済生会中央病院にて運用を行っているナビレンスを、もっと使いやすくするための改善計画の第一弾が完了しました!
第一弾の内容はこちら「トイレ案内改善第一弾完了!第二弾へ!」をご覧ください。
引き続き第二弾を実行中です。
使ってみた感想などありましたら、お問い合わせフォームの「お問合わせ内容」の欄に感想や改善案という旨を記述してお送りください。
(以下、本文)
東京都済生会中央病院では、視覚障害者向けアプリ「ナビレンス」の運用を行っています。ここでは「ナビレンス」というアプリについての説明や、「新しい病院のカタチ」を皆様に紹介していきたいと考えています。
目次
ナビレンスとは?
スペイン発祥の移動支援アプリで、各所に貼られているアクセシブルなナビレンスコードを読み込むことで、目的地の内容・方向・距離などの案内が表示されるとともに音声で読み上げます。海外では施設内の移動支援だけでなく、バスや電車の乗り場案内や時刻案内なども行われています。
「ナビレンス」を使うことで、視覚障害者が一人で移動する際の不安を和らげることができれば、より行動的になって視覚障害者の世界が広がります。そういったお手伝いをするアプリとなっています。
※「ナビレンス」は不安を和らげるためのアプリであり、障害物や突発的な出来事などは検出できません。白杖や盲導犬などを利用して、ご自身の安全に十分ご注意ください。
「ナビレンス」を使ってみよう!
①アプリをインストール
上記ボタンをクリック、もしくはQRコードを読み取ってアプリをインストールしてください。(アプリのインストールと使用には通信料以外の料金はかかりません)
②ナビレンスを起動
音量を上げてください。上げる際は、イヤホンを使うなど周りにご配慮ください。
③カメラをタグに向けてみる
起動させたらカメラをタグに向けてみてください。
④設定画面で各種調整してみる
タグまでの位置や方向をバイブレーションやサウンドに変更することができます。自分にあった設定をさがしてみてください。
左下「メインメニュー」→「設定」画面で各種設定ができます。
古いバージョンで使っていた方は最新のバージョンでは初期設定が変わっていますので「設定」画面の一番下の「設定をリセット」で初期設定にされることをお勧めします。
最初の慣れるまでの間や、イヤホンを忘れた場合は「設定」→「位置情報モード」の「音声ガイダンス」をオンにしてタグの位置を音声で聞くと分かりやすいです。
今回の導入にあたって
東京都済生会中央病院には診療分野以外で国内初の医療機関内店舗のUNIQLOやドトールコーヒーショップ、セブンイレブン、銀座スエヒロがあります。患者さん以外にも地域住民の方や働いている方などどなたでもご利用いただけます。その中で『ナビレンス』ご利用いただき視覚障害者の方が安心して当院にお越しいただける一つの契機になれたらという想いから導入いたしました。今後もいろいろな角度から『新しい病院のカタチ』を皆さまに提供していきたいと考えています。
(4月4日にプレス向けに発表いたしました!)
リリース文は下記リンク先よりご確認いただけます。
総合病院カテゴリで世界初、東京都済生会中央病院に 視覚障害者の移動支援アプリ「ナビレンス」を導入
1階のタグ配置マップ
以下の配置マップの通り、各設備の入口を示すためのタグを配置するのみで、経路をひとりで歩く用には設計されておりません。 病院内には多くの待合所があり、高齢者や車椅子の方も多くいらっしゃいます。視覚に障害のある方(特に全盲の方で初めてご来院される方)は 必ず総合受付にお立ち寄りいただき、案内係の案内を受けるようにお願いします。
①駅看板(改札出て左側)
②病院前看板(表)
③病院前看板(裏)
④商業施設側入口ドア
⑤正面玄関
⑥タクシー乗り場
⑦時間外入口
⑧時間外入口用インターホン
⑨総合受付
⑩患者支援センター入口
⑪外来棟エレベーター
⑫マルチトイレ(商業エリア側)
⑬トイレ(商業エリア側)
⑭車椅子用トイレ(商業エリア側)
⑮北棟エレベーター
⑯主棟エレベーター
⑰外来棟エレベーター(待合室側)
⑱外来棟エレベーター(トイレ側)
⑲男性用トイレ(主棟エレベーター横)
⑳女性用トイレ(主棟エレベーター横)
㉑マルチトイレ(主棟エレベーター横)
㉒男性用トイレ(外来棟エレベーター側)
㉓女性用トイレ(外来棟エレベーター側)
㉔車椅子トイレ(外来棟エレベーター側)
㉕総合案内
㉖出口
㉙2階インフォメーション
㉚2階眼科受付
現在トイレ案内改善中!!
ナビレンスの新機能である「案内文のスキップ機能」を使って、トイレ案内を改造中です。今までは案内文はスキップができなかったため、長文にすると最後まで聞くのに時間がかかるため、簡潔な短い文章にしたり、少ない情報量に収める必要がありました。今回の新機能で全ての端末で左右のスワイプで段落移動が可能となり、聞きたい情報を選んで聞けるようになりました。
これに伴い、東京都済生会中央病院でも、この機能を使って「トイレ案内」を改善しています。
現在は第一弾が完了し、続いて第二弾へ移行中です。
詳細はこちら「トイレ案内改善第一弾完了!第二弾へ!」をご覧ください。
実際に行かれた方で、ご意見やお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームの「お問合わせ内容」の欄に感想や改善案という旨を記述してお送りください。
注意事項
※現状院内のナビレンスは各設備の入口を示すためのタグを配置するのみで、経路をひとりで歩く用には設計されておりません。 病院内には多くの待合所があり、高齢者や車椅子の方も多くいらっしゃいます。視覚に障害のある方(特に全盲の方で初めてご来院される方)は最初に必ず総合受付にお立ち寄りいただき、案内係の案内を受けるようにお願いします。
※ナビレンスは各設備の案内をしています。案内文が分かりづらい、外国の方で翻訳の意味が違っている等お気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームの「お問合わせ内容」の欄に感想や改善案という旨を記述してお送りください。
お問い合わせ
ナビレンスに関するお問合せは、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。