「ナビレンス」トイレ案内改善第一弾完了!第二弾へ!(東京都済生会中央病院)

2024年1月25日

東京都済生会中央病院のトイレ前に貼ってあるナビレンスのタグ

東京都済生会中央病院にて運用を行っているナビレンスを、もっと使いやすくするために順次進めている「トイレ案内改善」。いろいろな方に協力いただいて第一弾が終了しました。今回はその状況を報告したいと思います。

元の記事はこちら「東京都済生会中央病院にて稼働中の視覚障害者向けアプリ「ナビレンス」について」をご覧ください。


写真で見るのと実際に行って体験するのでは当たり前だけど雲泥の差

最初は写真で見た配置や、見取り図をいただいて男性用トイレと女性用トイレの違いなどを確認しながら案内文を書いていました。その状況で当事者に使ってもらっても「頭の中に入らない」「余計な情報が多い」というコメントがありました。そのため、実際に使ってもらった方から「自分ならこういう案内文にする」といった内容をいただいたりしながら案内文を作りました。

もちろんこれが正解で、これで全員が分かりやすくなったということではありませんが、これからも多くの方が分かりやすく、頭に入りやすい文章というものを考えていきたいと思います。


基本は「体言止め」

今までは何も考えずに「右側に○○があります」といった「ですます調」で案内文を作成していました。そうしたところ当事者から「右側、○○」といったように端的にした方が頭に残りやすいというコメントをいただきました。また、「○○があります」「〇〇してください」などと丁寧な文章にすると、英語にしたときにやたらと「Please」が入り、違和感があるとのコメントもいただきましたので、海外ユーザーの方のことも考え、基本は「体言止め」といたしました。

これによりかなりさっぱりとした案内文にすることができました。


第二弾は「より詳細に」

いろいろな方の意見を聞き第一弾が完成しました。

ただ、いただいた意見の中には

  • 流すボタンの位置が分かりづらい所があるので全部教えて欲しい(特に温水洗浄便座の操作パネルと流すボタンが分離しているタイプは分からなくなる)
  • 荷物置きの場所があればその場所を教えて欲しい(あとコート掛けの案内もあると嬉しい)
  • サニタリーボックスの場所を教えて欲しい(男性用トイレにも欲しい)
  • 多目的トイレの閉める鍵の場所が全部違うので案内して欲しい(離れてボタンがある所はちゃんと閉まったか都度確認するのが面倒)

などのコメントをいただきましたので、これらを実際に行って確認しながら付け加えようと思います。


今後も改善を続けていきます!

今後もより多くの方が、より使いやすくなるように改善を続けていきます。

実際に行かれた方で、ご意見やお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームの「お問合わせ内容」の欄に感想や改善案という旨を記述してお送りください。

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