リアルタイム字幕・動画映像字幕

THEATRE for ALLのイベントでリアルタイム字幕提供をおこないました

たくさんの試行錯誤があった「THEATRE for ALL」
立ち上げまでの裏側を振り返るオープンな報告会でのリアルタイム字幕提供

アクセシビリティに特化したオンライン劇場 THEATRE for ALL 。その立ち上げの裏側を振り返る「大報告会」がオンラインで開催されました。ウェブサイト立ち上げの上流工程から関わってきたサニーバンクは、今回この報告会でUDトークを使用したリアルタイム字幕の提供をおこないました。

UDトークを使用したリアルタイム字幕提供のイメージ

precogロゴ画像

株式会社precog

テーマ: UDトークを使用したリアルタイム字幕提供

業種: 様々なイベントの企画や運営をするパフォーミングアーツの制作会社

規模: 50名以下

提供サービス: 文字起こし

URL: precogトップページへリンク

今回のプロジェクトのチームについて

オンラインイベントのリアルタイム字幕提供ということで、今回は配信スタッフ2名・修正担当2名の合計4名体制(オンラインイベントとしては最少人数。実際には交代で、のべ8名が参加)で担当しました。

専門用語や固有名詞は、誤認識されることが多くなります。リアルタイム字幕の認識率を上げるため、事前に登壇者の所属組織名やお名前、話題となる作品名や施設の名前などを教えていただき、単語登録を行いました。

配信スタッフも修正担当も、オンラインにより作業を行います。全国各地にいるサニーバンクの会員ですが、特に修正作業は自宅から参加することが可能です。

今回も事前の細かい打ち合わせとリハーサルを経てイベントに臨みました。

実際のプロジェクトのようす

今回は主にUDトークのアプリ上での字幕提供を行いました。他にもウェブ上で字幕を公開しブラウザでアクセスできるようにしたり、オンラインミーティングツールの機能を利用して表示することなども可能です。

基本的にはUDトークの自動音声認識技術を用いてリアルタイムに発話を文字化しますが、専門用語や固有名詞、音声環境が良くない場合など、誤変換や誤認識は避けられません。より正確な文字情報を提供できるように、誤って表示されている部分をサニーバンクの会員が手作業で修正していきます。発話内容は全て正確に文字情報として提供することを心がけています。

リアルタイム字幕提供会話ログのイメージ


本番中の配信担当スタッフ・修正担当会員間の連絡は、サニーバンク字幕提供サービスチームのグループチャットで行います。

全国各地からそれぞれ字幕配信・修正に参加しているサニーバンクのスタッフと会員は、このチャット内で連絡を取り合い、配信や修正作業でトラブル等あった際には待機しているメンバーがカバーに入ったり、対応策をアドバイスしあったり、不明点を確認しあったりすることで、安定して字幕を提供できるようにしています。

サニーバンクのリアルタイム字幕提供について

サニーバンクのリアルタイム字幕提供サービスは、今回のようなオンラインイベント等での生配信だけでなく、オフラインでのトークイベントやセミナー、会議等にもご利用いただけます。

オフラインの場合は配信スタッフのみが会場に出向き、修正作業はオンラインで行うことができますので、会場入りするスタッフを最小限にすることが可能です。

事前の単語登録や当日の誤認識修正により、より精度の高い字幕提供を行うことができています。聴覚に障害があるなど、発話が聞こえない方、聞こえづらい方をはじめ、文字の方が情報を理解しやすい方、オンラインイベントの配信を音を出して視聴しづらい環境にいる方にも、字幕があることでリアルタイムに情報を受け取ることが可能になります。

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