ウェブアクセシビリティ診断
THEATRE for ALLサイトのウェブサイトのアクセシビリティ監修をおこないました
2021年2月にオープンした「THEATRE for ALL」。日本初、バリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型劇場として、演劇・ダンス・映画・メディア芸術を対象に、日本語字幕、音声ガイド、手話通訳などがついた作品を配信しています。
この「THEATRE for ALL」の立ち上げに、サニーバンクはウェブサイトのアクセシビリティ監修として参加させていただきました。
今回は、ウェブサイト立ち上げである上流工程からの簡易診断の実施ということで、サニーバンクがおこなうウェブアクセシビリティ診断の中でも貴重な機会をいただいた事例となります。
株式会社precog
テーマ: ウェブアクセシビリティ向上支援
業種: 様々なイベントの企画や運営をするパフォーミングアーツの制作会社
規模: 50名以下
提供サービス: ウェブアクセシビリティ診断
URL: precogトップページへリンク
今回のプロジェクトのチームについて
サイト立ち上げまで3か月の間に、のべ60人を超えるサニーバンクの会員が集結し、「THEATRE for ALL」のウェブサイトのアクセシビリティ向上に携わりました。
サニーバンクのサービスを活用いただくことになったきっかけを教えてください
True colors festival でご一緒したprecogの方からサニーバンクのアドバイザーである伊敷へ「THEATRE for ALLというサービスを立ち上げたいのでアドバイスがほしい」という相談がありました。お話を聞いてみたら、視覚障害だけではなくて、いろんな障害のある人、それに障害のない人にも、あらゆる人たちに舞台芸術とか映画とかダンスが鑑賞できるサイトを作りたいと。これを聞いたとき、伊敷は、自分1人でやるのではなくて、サニーバンクを巻き込んで一緒にやるべきだなと直感して、サニーバンクを交えてミーティングをおこなったことがきっかけです。
今回サニーバンクへご依頼いただいたサービス内容を教えてください
サイト立ち上げまで3か月の間に、ロゴやキーカラーのチェック、ティザーサイトやテストサイトのアクセシビリティレビュー(簡易診断)、チラシのレビューなどをおこなうという非常に多岐にわたるミッションでした。これほど大規模に障害当事者を巻き込んで作り上げていくという取り組みは、日本国内でもあまり例を見ないものではないかと思います。
サニーバンクへお仕事をご依頼いただいた感想を教えてください
まずはじめにサイト立ち上げまで短い期間で、またウェブサイトに加えてキーカラーやロゴやチラシについてなどもチェックしていただくなど柔軟に対応いただき、ご無理をさせてしまったのではないかというお詫びと、それでもご対応いただいたお礼と、感謝の気持ちをお伝えしたいです。本当にありがとうございました。
今後サニーバンクのサービスに期待することはありますか
今回ウェブサイトを作って、情報発信をスタートしたけれども、当事者にはまだ届いていないのではないかという感覚があります。ウェブサイトに来てもらうための宣伝やサービスやウェブサイトのことを障害のある人に知ってもらうためには、障害特性に応じた告知や宣伝の方法を考えていかないといけないと思っています。自分たちが発信するだけでは不十分で、仲間づくりをしていくことで、本当に届けたい人に届くだろうと思うので、これからもいろんな当事者と一緒にTHEATRE for ALLを届けていくために、落ち着いてきた段階で見直して、ともにサイトの日々改善に参画して欲しいと期待しています。
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